関ジャニ∞と歩いた8年

私が初めてエイトに触れたのは、円盤から。

それまでは、音楽番組でたまに出てるのを観るくらいだったのに、何故かお店の人が一生懸命作ったであろうポップに目を奪われて買ったのが「COUNTDOWN LIVE 2009-2010 京セラドーム大阪」だった。

 

これを実家のリビングで暇さえあれば観ているうちに、一緒になって母もエイトに夢中になった。

 

毎週日曜に放送されていた「冒険JAPAN!関ジャニ∞MAP」は父も一緒に観ていたくらい、家庭の日常にエイトが突然なだれ込んだ。

 

CDも追うようになった。初めて発売日に買ったのは「LIFE〜目の前の向こうへ〜」。

でも、予約をしてなかったから、どこを探しても初回限定盤はなくて、通常盤しか買えなかった。(のちに、ブックオフで初回限定盤AもBも数年越しに買い揃えることに)

 

2012年、デビュー8周年イベントが開催されることが発表され、急いでファンクラブに初めて入会した。

ポッと入ったニワカの様な私なんかにもチケットがご用意されたのを、本当に嬉しくて喜んだのを今でも鮮明に覚えている。

 

遠征なんて初めてだ。

幕張メッセに行く時の最寄駅は海浜幕張駅だよ、幕張駅に行って母と2人でかなり焦った。バスが幕張駅から海浜幕張駅方面に出てたのでなんとかなったけど、あれはかなり焦った。。。。

 

都会って恐ろしいな。

田舎から出てきた私は肝が冷える思いだった。

 

「∞祭 ボクらも8はっちゃい、8はっちゃけまつり」なんて名前だ!いや、素晴らしかった。

エイトの今までの歴史や、メンバー個人の趣味を詰め込んだ展示が目の前に広がっていて夢中になった。

企画ライブパートでは、トロッコが真横をビュンビュン通って、歌う声を直に聴いて圧倒された。ERの時、すばるくんのソロパートでトロッコが目の前に止まって息と瞬きをするのを忘れた。

見上げることしかできなかった。

初めて関ジャニ∞を触れる最高の機会だった。

 

2013年、ツアーに初めて参戦した「JUKE BOX」。真冬の札幌ドームと東京ドームに行った。

何度も円盤で見てたゴリゴリダンスチューンのブリュレが、一曲目まさかのバンドverで始まって思考回路がショート寸前になった公演。いつも通りを簡単に覆す格好良さが、また私を夢中にさせた。

 

そして2014年「十祭」。

味の素スタジアム、スタンド席のかなり後ろの方だったけど、メンバーはほとんど肉眼で見えなかったけど、最高だった。小雨降る中のキングオブ男、今まで見てきた中で一番格好良かった 。

セットリストがすごい…ジャニーズメドレーがすごい…ソロユニットシャッフルコーナーがすごい…

いっこにこにこ辺りからずっと泣いてた記憶。

この時のメンバーの「ここまで色んなことがあった」「でも、まだまだなんです」と言う言葉に、私はこれからも関ジャニ∞を信じて進んでいって絶対に大丈夫だ!なんて確信をしてしまったんだな。

 

それからというと、

関ジャニズム」

関ジャニ∞リサイタル お前のハートをつかんだる!!」

「元気が出るLIVE」

関ジャニ∞リサイタル 真夏の俺らは罪なヤツ」はスケジュールの都合で抽選すらしなかったけど、

関ジャニ‘sエイターテインメント」

関ジャニ‘sエイターテインメント JAM」

関ジャニ‘sエイターテインメント GR8EST」

そして今回の「十五祭」まで、すべてのチケットが本当にありがたいことに、自分の名義でご用意して頂けた。運が良かったのと、私の気持ちが常に本気だったからかもしれない。

 

 

でも今、私の気持ちが本気ではなくなってしまった。

 

 

理由に挙げるとすれば、きっかけは確実にすばるくんがやっぱり一番大きい。(あの日の会見から、私は人生最大の食欲不振と蕁麻疹に3ヶ月くらい悩まされたし)

たくさんの「何故?」と「どうして?」、「嫌だ」と「無理」がめぐりめぐった。それでも時は刻一刻と進んでいって、いよいよ脱退してしまった。

 

その状況下で行われたGR8ESTは、正直なところ気が気ではなかったし、生の言葉で絞り出すメンバーを見届けることで精一杯だった。歌う曲全て、7人だったあの時の割り振りが頭をよぎるし、今まで染み付いた感覚が違和感に変わってしまって全然駄目だった。

私がこれからどうしたいのか、ついて行きたいのか、それは後に発売された円盤を見たところで、全く解決されなかった。

 

十五祭は行こうかどうか、かなり迷った。

∞祭、十祭も行ったし、折角だし当たったら行くかーくらいの気持ちだった。かなり失礼よね。

何も追ってなかった、テレビも雑誌もシングルも全然買う気にも観る気にもなれず。エイト自身どこに向かおうとしてるのかが分からなかった。私には見えなかったから、ああこれが引き際かと察した。

 

そんな訳で、なんの予習も復習もせずに9/1当日、母と「これが私たちのエイト卒業公演だね〜」なんて言いながら東京ドームの1階スタンド席に着席した。

 

純粋にすごかった。

どの曲も、ああ、懐かしかった。ダンスも格段に揃ってたし、歌声の伸びが全然違った。仕上げてきたんだなとすぐに分かったし、それがすごく嬉しかった。

盛りだくさんの内容で公演時間はほぼ3時間というと大ボリュームだった。

 

ただ、これから先もついてきてという言葉に頷く事は出来なかった。

 

見終わった後、もうファンクラブも期限が切れたらおしまいにしようって母と話した。

楽しい時期を全力で楽しめて良かった、円満に離れることができそうだ。

 

これから先、関ジャニ∞がどんな風に進んでいくのか、興味がなくなってしまったんだから、私は離れるしか無い。もうeighterと呼ばれては申し訳ない。

 

もっともっと応援しようと思えなかったのは、決してエイトだけのせいじゃない、私の今生活している環境と感情の変化で。

関ジャニ∞だけが心の支えじゃなかったし、他にもたくさんの趣味があって、推しに対する比重を変えたからと言って何もかもが終わってしまう訳ではない、それがせめてもの救いかもしれない。

 

 

折角なので十五祭の円盤は買いますよ!

ここまで連れて来てもらった最後の集大成へ、お礼がしたいオタクなので。

 

 

 

✳︎ ブリュレ、二人の花、はにかみオブリガードを肉眼で見れたので悔いはありません!!!!!!

15年間、最高で最強だったよ!!!!!!